ボードに電源投入しても動作しない場合に検討すること。
ボードに電源投入し、ホストPCとUSB接続した場合、必ず2つのLED( FPGA と LINK)が点灯します。
この画像は旧製品のCX-USB2ボードの一部ですが、当社製品に共通のLED表示方法です。
Smart-USB Sigma/Plus製品では、FPGA表示の2色LED(緑・赤)とLINK表示の緑LEDが必ずあります。
(mxcardのみFPGA表示は緑LED)
PCとボードをUSB接続せず、電源だけを投入した場合、「FPGA」表示のLEDが赤く点灯します(コンフィグROMからFPGAブートを選択していない場合)
(赤:FPGAは未コンフィグ状態、緑:FPGAが正常にコンフィグされた状態)
電源投入しても、この「FPGA」LEDが消灯している場合に考えられることは以下の通りです。
- 5V電源が低下していて、ボード上の電源監視機能により、リセット信号が発生している
(ボード上の電源モニタ用テストポイント(TP)をテスタ等で電圧を確認してください) - 電源がショートしていて電源が投入されていない
(テスタ等で、電源-GND間の短絡チェックをしてください)
電源を投入し、PCとUSB接続している状態の場合、「FPGA」LEDが点灯し、「LINK」LEDが緑に点灯します。
「LINK」FPGAが緑に点灯します。これは、ホストPCがボードを正常に認識している状態を表示しています。このLEDが点灯していないと、PCからのボード制御は何もできません。
「LINK」LEDが緑に点灯していない場合は、Windowsのデバイスマネージャを表示して、PCのUSBポートに接続するデバイスがどのような状態になっているか確認し、適切なボード・デバイスドライバをインストールしてください。
「FPGA」と「LINK」の2つのLED状態でボード自体が破損しているのか、使い方に誤りがあるのか判定できます。ボードが壊れていそうだと考えられたら、迷わず当社にボードを送付してください。原因究明し、修理見積を提示します。もし、当社でボードの動作検証を行い、何も問題が認められなかった場合は、そのボードは正常状態と見なし、お客様へ即座に返却いたします。その際は、送料着払いにてボード返却いたします。
お客様にボードの往復送料だけご負担していただくだけで、ボードが正常かどうか診断することもできますのでお気軽にお問い合わせください。