Smart-USB Plus/Sigma製品ファミリでは、外部基板と接続するコネクタにサムテック社のQSHシリーズコネクタを採用しています。
1枚のボードには2個のコネクタ(CN1、CN2)を装備し、それぞれ異なるI/O電圧を設定し、外部基板に給電できます(一部ボードを除く)。
左図は各ボードのハンダ面に配置したコネクタを示します。
基板の大きさが異なっていても、コネクタ配置と電源ピン配置は共通です。
各コネクタは電源ピンとしてFPGA-I/Oバンク用電源とFPGAボード本体に給電する5Vが利用できます。 いずれの電源も、FPGAボード本体で消費して余った電源をコネクタ接続する外部基板に給電できます。
※電源ピンは、1ピンあたり最大1Aです。
AU-Card
CN1側だけ1.2V~1.8Vまで選択できるVCCIO(HPバンク)と5V電源が利用できます。
(外部基板で利用できるVCCIO電源)= 2(A)ー(FPGA-IOバンクで消費した電流)
CN2側は1.2V~3.3Vまで選択できるVCCIO(HDバンク)と5V電源が利用できます。
(外部基板で利用できるCN2のVCCIO電源)= 2(A)ー(FPGA-IOバンクで消費した電流)
AX-Card7、SX-Card7、CM4MB
1つのコネクタにつき1種類のVCCIO(1.2V~3.3V)と5V電源が利用できます。
(外部基板で利用できるVCCIO電源)= 2(A)ー(FPGA-IOバンクで消費した電流)
KX-Card7、AX-Card7M
1つのコネクタにつき1種類のVCCIO(1.2V~3.3V)と5V電源が利用できます。
(外部基板で利用できるVCCIO電源)= 1(A)ー(FPGA-IOバンクで消費した電流)
ZQ-Card
CN1側だけ1.2V~3.3Vまで選択できるVCCIO(HRバンク)と5V電源が利用できます。
(外部基板で利用できるCN1のVCCIO電源)= 1(A)ー(FPGA-IOバンクで消費した電流)
CN2側は1.2V~1.8Vまで選択できるVCCIO(HPバンク)と5V電源が利用できます。
(外部基板で利用できるCN2のVCCIO電源)= 1(A)ー(FPGA-IOバンクで消費した電流)
CX-Card5
CN1側だけ選択可能なVCCIOと5V電源が利用できます。
(外部基板で利用できるCN1のVCCIO電源)= 2(A)ー(FPGA-IOバンクで消費した電流)
CN2側は、VCCIO(3.3V固定)と5V電源を利用できます。
(外部基板で利用できるCN1のVCCIO電源)= 2(A)ー{(FPGA-IOバンクで消費した電流)+250mA}
CX-Card4、CX-Card10
3種類のI/O電源を利用できます。しかし、外部基板に給電できるVCCIOは1種類です。詳細はこちら。