QuartusPrime V19.1以降で v18以前のプロジェクトをコンパイルするとNGになる原因は、IPのパス設定です。
Quartus prime v19.1以降のツールで、v18以前のプロジェクトをコンパイルする際、IPの自動アップグレードを実施すると、IPサーチパスが切れる場合があります。
CX-Card5サンプルの場合、LPDDR2 IPを利用していますが、ツールがこのIPを参照できないので、コンパイル時にエラーになります。
このエラーを解消するには、LPDDR2 IPのあるフォルダのパスを設定します。
手順1.デバイスセッティングを選択
手順2. Libraries を選択し、生成したIP本体のあるフォルダをAddして、Project libraries欄に加えてください。
CX-Card5 Verilogサンプルの場合、プロジェクト下にLPDDR2_topフォルダがあります。このフォルダ内に生成したIPがあるので、このフォルダを指定してパスを設定してください。
この設定によりエラーが解消し、コンパイルすることができます。
※※※V19.1 Lite Edition(無償ツール)では、新規にLPDDR2コアの生成ができません。新規デザインにはv18.1を推奨します。