CX-Card4/10では 3系統のIOインタフェースを混在して、運用することができます。
FPGA内の6個のI/Oバンクを3グループに分けて、個別のIO電圧設定ができます。
FPGA I/Oバンク | 電圧可変範囲(V) | 使用できるI/Oピン数 |
3,4,7,8 | 1.2、1.25、1.5、1.8、2.5、3.0、3.3 | 144、クロック専用入力2/出力2 |
2 | 1.2、1.25、1.5、1.8、2.5、3.0、3.3 | 24 (差動の場合、クロック1ch、データ11ch) |
6 | 1.2、1.25、1.5、1.8、2.5、3.0、3.3 | 24 (差動の場合、クロック1ch、データ11ch) |
下図のように、3.3V-LVTTL、2.5Vの差動信号、1.8V-LVTTLを混在して運用できます。 それぞれI/Oピン数の制限はありますが、レベル変換ICを利用しなくても、FPGAに直結することができます。
CX-Card4/10のDCDC3で生成する電源は、FPGAのバンク3.4.7.8に給電と同時に、外部システムにも給電ができます。このDCDCの最大出力電流は1Aなので、この電源を外部システムで使用する場合には、電流容量に注意してください。
図で示した例では、CX-Card4/10から給電する5Vを外部システムで3.3Vと1.8Vに変換しています。この場合の電流制限は、FPGAボード本体に給電する5V電源の仕様に依存します。