ホストPCからボードに対し、連続して制御コマンドを発行するとき、そのコマンド発行間隔はどのくらいなのか…?
実際に制御アプリの『RefApp7.exe』を利用し、その中で『TCLスクリプト』機能を利用して計測してみます。
TCLスクリプトは、一般的なテキストエディタでTCL言語を利用してボード制御コマンドを記述することができます。このため、制御アプリケーションをカスタマイズすることなく、一連のボード制御コマンドを発行することができます。この例では、レジスタ・アクセスを連続して実施する内容です。FPGA内に構成した8bit ハードウエアレジスタの1bitをOn/OffするようなTCLスクリプトを記述した結果を以下に示します。
赤い三角印の部分のタイミングで、レジスタの1bitがOn/Offしています。すなわち、特定ビットをOn/Offするコマンド(USBコントロール転送)が発行されています。 ソフト的なタイミングなので、一定の決まったタイミングではなく、約600us間隔でのコマンド発行が可能ということがわかります。
このコマンド発行間隔時間は、使用するPCの仕様によって変化することがありますので注意してください。
この波形を計測した環境は、以下の通りです。
- Windows7 32bit SP1
- CPU: Intel Core i3-2100 (3.1GHz)
- 実装メモリ 4GB
- Intel P67チップセット