CM4MBシステム開発ボードにeMMC搭載のCM4を接続する場合、はじめにOSをインストールします。
- ACアダプタ(5V)、4A程度の電源が必要です。『Card-AC6』5V/4A を別途購入できます。
- CM4MBのUSBをターゲット(USB機器)に設定し、ホストPCからOSをインストールします。
その際に、USBケーブル(A-miniB)ケーブル長5m以内が必要です。
OSインストール時にSSH設定しておくと、次のステップでキーボードやマウスが不要です。 - OSインストール後、LAN接続してWindowsPCからSSH接続できます。
※Windows11ターミナルを起動してSSHコマンドを実行すると、ラズパイにログインできます。 - ログインできたら、sudo raspi-config コマンドを実行し、以下の画面でVNCを有効にすると、windowsPCにインストールしたVNCビューワによる接続ができるので、CM4MBボードにキーボードやマウスは不要になります。
※このとき、SPI機能も有効にしておくと、CM4からFPGAコンフィグができるようになります。 - CM4MBにコネクタ変換基板#4(Card-UNIV4)を接続すれば、2.54mmピッチのコネクタ接続やケーブル接続ができます。
- FPGAのSRAM領域へのコンフィグは、専用のユーティリティソフトウエアからできるので、専用のJTAGケーブル(プラットフォームケーブルUSB II)は不要です。
ただし、コンフィグROMへの書き込や、オンチップデバッグにはJTAGケーブルが必要です。
まとめ
PC、電源、USBケーブル(A-microB)、LAN接続環境 の4点があれば、CM4設定が可能です。用意した方が良いものに、JTAGケーブルがあります。
これでCM4MBを利用したシステム開発ができるようになり、コネクタ変換ボード#4があれば、外部機器と2.54mmピッチ・コネクタでの接続やケーブル接続ができます。