【概要】
CX-Card4/CX-Card10/AX-Card7/SX-Card7のユーザI/Oピンは、高速な信号を扱える0.5mmピッチのメザニンコネクタに収容しています。MILコネクタのような2.54mmピッチに変換して運用したい場合や、アナログ回路などの外付け回路を利用したい場合は、このCard-UNIV2オプションボードの利用が便利です。
【コネクタ変換機能】
120pinのメザニンコネクタ1個を30pin MILコネクタ 4個に変換します。 以下ボード写真の緑枠で囲んだ部分です。
差動信号に対応したコネクタは、CN5(ピンク枠)、CN9(黄枠)が利用できます。 また、水色で囲んだコネクタ(CN10)は、ユニバーサルボード上の表示器(7セグ、LED)とスイッチ類に接続しています。
【ユニバーサルエリア】
2.54mmピッチのユニバーサルエリアですが、一部赤枠で囲んだエリアは「6行14列 Φ0.8」の2.0mmピッチ、青枠で囲んだエリアは「7行9列 Φ1.5」の3.96mmピッチになっています。 特にこの青枠のエリアには、電源コネクタの実装を想定しています。 各FPGAボードは、I/Oコネクタから+5Vを給電できるので、このエリアに電源コネクタを設けて、適切なジャンパ敷設を行うことでFPGAボード側に+5Vの給電ができます。
【応用】
Card-UNIV2を利用すれば新規基板を作成することなく、ジャンパ敷設とコネクタ設置などを実施して、既存のボードでシステム開発が可能です。 ケースに収容することもできるので、数台製作のプロジェクトなら短納期、低コストで開発ができます。