測定するアナログ信号仕様に応じて、入力インピーダンスの変更やフィルタ回路の追加ができます。
AD変換ボード『ADD-16B8』のアナログ入力コネクタとAD変換ICの間には、図のような回路が全てのチャネルに実装されています。
【入力インピーダンスの設定 】
入力インピーダンスを調整するには、橙線の枠内にある3個の抵抗(1608サイズ)を使用します。
青の太配線で示す抵抗は、ソルダパターンにより灰色で示す信号線に接続/非接続ができます。
すなわち、製品出荷時の入力インピーダンスは 680Ωまたは10KΩです。未実装エリアに任意の抵抗値のチップ抵抗を実装することで、自由に入力インピーダンスを設定できます。
【AC/DC入力の設定】
製品出荷時は、0~+5VまでDC入力ができます。 AC入力に設定するには、青枠内の0Ω抵抗を取り外します。
同時に、リファレンス電圧の1/2でオフセットをかけます。
【C、Rによるフィルタ設定】
CとRにより、ローパスフィルタまたはハイパスフィルタを構成できます。赤枠内のコンデンサ、抵抗を変更します。
【抵抗値変更によるゲイン調整】
バッファOPAMPの51ΩとAΩにより、ゲイン調整ができます。製品出荷時には抵抗Aは未実装です。この設定では、ゲイン=1の設定です。
<ゲイン計算>
GAIN = 1 + ( 51 /A )
抵抗Aに51Ωを実装すれば、ゲイン2になります。